何も知らないところからKDP出版をしよう!・中編(表紙作成~出版まで)
【CM】
商業では使えない妄想に、
お金を出せるかどうかで、
KDPの将来は決まります。
祝★KDPデビュー!
シリーズ「何も知らないところからKDP出版をしよう!」
今回はその中編です。
前編はこちらです。
なお記事はあくまで僕の感覚です。
「いや、私はそこじゃないところが分からないんだけど?」
という方がいらしたらコンタクトください。一緒に悩みましょう。(でもその前にネットで調べたほうが早いです!)
目次
前編:原稿作成時の注意。AmazonでKindleダイレクトパブリッシングアカウントを取得しよう。見出し・ルビ・縦中横の指定方法。
中編(この記事):表紙の作成。Pixabayで表紙画像を探す。でんでんコンバーターで変換。(当初の予定を一部繰り上げ)
後編:KDPに登録しよう。でんでんランディングページを使ってみる。EPUB to Twitterを埋め込んでみる。(当初の予定を一部繰り上げ)
前回までのおさらい
まずKDPで作品を作るには
txtファイルと表紙ファイル(jpg)を「EPUB3」に変換する必要があるんでしたね。
前編では文字原稿を変換する準備を整えました。
中編は、表紙作成の工程から説明していきます。
表紙の作成
表紙はアイキャッチになるので大切、ということは皆さん重々承知かと。
さらにこのブログの読者のみなさんは、ラノベに詳しい人が多いと思うので、
「表紙=イラスト」という先入観があるかもしれません。もちろん表紙に力を入れれば売れる確率も上がります。
しかし、
R18小説のランキングではエッチな女の子のイラストが表紙じゃなくても、
無地背景に内容をでっかくドーンと描くだけでも十分に販促になります。
たとえば今これを書いている時点でAmazonランキング1位作品は
という感じ。
(作品の内容はまあ、うん、まあね^^; 作品の積み重ねや、キャンペーンの張り方にもよります)
なので表紙は凝ったものではなく、あくまで見やすく作るようにします。
表紙作成に戻ります。
表紙画像サイズは、Amazonによると「1562×2500(px)」が最適らしいですが、
画像検索サイト「Canva(英語サイト)」では、
Kindle用表紙画像サイズは「1410×2550(px)」となっていました。
ちなみに今回、自分はこちらの1410×2550(px)で作りました。
どちらにせよA4(約595×841px)より遥かに大きいので、作業によってはかなり重くなります。こまめな保存を心がけてくださいね。
また、
せっかく作った表紙も、一覧では小さなサムネイルでしか表示されません。
よって、重要なことはデザインよりも、
タイトル文字がサムネイルになっても読めるくらい大きい、ということ。
さっきも言ったかもしれませんが、それが大事です。
今回は、全年齢でも対応できるようにそれっぽい画像を使おうと思います。
そこで利用したのが、こちら。
気鋭のブロガー(Webライター?)天王丸景虎さんから教えていただきました。この場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。
表紙にできそうな画像を、著作権フリーのサイトから引っ張ってきます。(報告義務があるサイトもあるので留意してトラブルのないようにしましょう)
pixabayでは、大きな画像を使う場合のみ、ログインが必要になります。
欲しいイメージのキーワードを入れれば、よさげな画像を探せます。
上に記した「Canva」でも可能ですが、よさげな画像の使用に1$以上のコストがかかりますので、使用は個人の判断でという感じです。
無料で使える画像をありがたく頂戴したあとは個人の作業環境によって変わるので、
がんばってください。
Macなら「Pixelmator」というアプリでKDPの表紙画像についてやりたいことはだいたいできるみたいです。(有料。29.99$)
偏見ですがMacユーザーがこんなところでまごつくはずがないので(ひどい)、
Windowsユーザーはペイントで文字を乗っけるだけでも良いと思います(その場合は、無地に文字の方がむしろいいかもしれませんね)。
さて、表紙を編集したら、保存します。
表紙画像のファイル名は「cover.jpg」です(もしくはcover.jpeg)。
え? それじゃないとダメ?
整理のために、作品タイトルの名前をつけたいんだけど……と思うかもしれませんが、
cover.jpgじゃないとダメです。
それ以外の名前だと、変換はできますが、表紙として認識されないのです。
もし変換後のプレビューで表紙画像が表示されないなどのトラブルが起きたら、
ファイル名がちゃんと「cover.jpg」になっているか確認してみてください。
またでんでんコンバーターで変換する際、フォルダをまたぐと一緒に変換できません。
txt原稿と表紙画像は一つのフォルダにまとめて保存してください。
(今回挿絵を使っていないので言及は避けます)
でんでんコンバーターでの変換
いよいよ、この時がやってまいりました。
あなたのtxtが電書としてこの世に誕生します。
何度も言ってきましたが、
でんでんコンバーターはいいぞ。
これから順をおって、変換の工程を書いていきます。
まずサイトはこう。
左から1つずつ、マルで囲んだところだけ設定します。
(以下の詳細が大元の画像と違っていてもスルーしてください。詳細が正しいです)
1、ファイルをアップロードします。
「ファイル選択」をクリック。
今回は「表紙txt」と「cover.jpg」の2つを選択します。
「Ctrlキー」を押しながら、ファイルを2つ選択してください。
するとこうなります。
ここで2つ選べていない場合はミスってますので、気をつけてください。
なお章ごとに分割している場合は数が増えますが、中級者向けなのでスルーします。
さて、選択したら「開く」をクリックします。
すると先ほどの画面がこうなります。
うむ。2ファイル選べています。
次行きます。
2、タイトル・著者名入力
タイトル名入れて、作成者名を入れてください。
実は作成者名は入力しなくてもよいそうですが、よほどやましいことがないかぎりは入れておいたほうが安全です。
次。
3、縦書きを選択。
ページ送り方向は、図のようにチェックしてください。
※小説体裁が横書きの場合は上にチェックです。
なおAmazonで最終的に登録するときも縦書きを選択することになりますが、
縦×縦=横、なんてことにはならないのでご安心を(詳しくは後述)。
NEXT!(厚切り風)
4、目次ページを作る。
目次ページは必須なのでチェック。あとは不要です。
さて、なんとこれだけで準備は整いました。さっそく変換しましょう。
5、変換!
このとき「作成したEPUBをプレビューする」にチェックを入れておくと、
変換したものをすぐにビューワ(BiB/i)で確認することができます。
注意:プレビューからページに戻ったさい、入力した情報がクリアされてしまいます。プレビューしなければ、入力情報は維持されます。大したことではありませんが……。
おめでとうございます。
晴れて、あなたの原稿は電書として出せる状態になりました。
ビューワでしっかり誤字脱字や文章を推敲しましょう。
なおtxtを変更したら、再びでんでんコンバーターで変換する必要がありますが、
電書ですから、そこは何度でも納得のいくまで、おのが作品を磨いてください。
これでもう直すところはないぜ!
と言えるまでになったら、
はやる気持ちをおさえつつ、Amazonサイトへ登録に行きましょう!
いいところで区切って、次回につなげます。
後編はこちらです。
【記事のお供にKDPをどうぞ】
マリアクロエ 警視庁公安13課『限界集落燼滅係』: 同時上映「老人集落VS機関銃ガールVS女王様 feat.JC巫女~(R-18指定作品)」 [Kindle版] [アダルト]
茶渡エイジ (著)