必ず読んでおきたい!単巻ライトノベル、おすすめの1冊(人生に影響を与えた1冊編)
※本日は19:30に恋×シンアイ彼女体験版の感想記事を投稿予定です。そちらも合わせてよろしくお願いいたします!
――今週のお題「人生に影響を与えた1冊」――
便乗して「人生に影響を与えた1冊の単巻ライトノベル」をご紹介いたします。
ラノベってシリーズ前提ですから「○○な1冊」って決めづらいですよね。
もちろん今回も1冊に絞ることなんてできないので、
実際は「人生に影響を与えても与えなくても」おすすめできる単巻ライトノベルのご紹介になります。いきなりネタばらしをするなんて、サドさんは正直です。
さて本日ご紹介する本は「僕らA.I」(川上亮著/富士見ミステリー文庫)。
だいたいミステリーじゃないと言われた富士見ミステリー文庫でも珍しく(失礼)ちゃんとミステリーしている作品です。
中古書店でも比較的すぐ見つけることができると思いますが、電書化されていたのでご紹介してみました。
実は、僕がシナリオの勉強をはじめようと決意して、最初に勧められて読んだ本がこの1冊でした。
新井一先生のシナリオ教本を読んだあとでこの作品を読むと「ああ、なるほど、教科書通りだ!」と納得できるシーンがちりばめられていて最高のアハ体験をもたらしてくれます。
内容は読んでいただくとして(比較的短いのですぐに読めます)、一貫して家族愛をテーマにした作品だと言えます。
この作品のすごいところは「あとがき」です。
本文とは無関係に見えて、本文をこれでもかと補完している。
あとがきでこんなに感動した作品を僕は他に知りません。
あんまり言っちゃうと身構えて読んでしまう人もいると思うので、ぜひ心をフラットにしてあとがきは最後に読んでください。
では短いですがこんなところで。
また夜にお会いしましょう~。