サドさんのK2ブログ

シナリオライター、茶渡エイジのブログです。タイトルのK2はケツと読みます。

3/21 さよひなオンリー新刊

OK、もう一度だけ説明するわね。

私は氷川紗夜。3417年前からこの世でたった一人の氷川紗夜よ。

ある日放射能を浴びた日菜に噛まれたけれど双子のミラーニューロンで呪詛を跳ね返して事なきを得たからこうして3417年ぶりにブログを更新したわ。

 

さよひなオンリーに参加するわ。詳しくは下記リンク

「世界でヒトツの大切な日」

https://sayohinaonly.wixsite.com/index

 

 

あとは知っての通り、3417年ぶりのサークル参加よ。

 

サークル「1251個」(スペース№ 紗-06)/代表:茶渡エイジ

新刊「Synthesis(シンセシス)」

https://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=73491213

 

前回イベントにサークル参加したのが2年以上前だからもう誰も覚えていないかもしれないけれど、サークル名が毎度インスタントでごめんなさい。たぶん次イベントに出るときも性懲りもなくその場しのぎで考えたサークル名になっていると思うわ。

ちなみに1251個というのは世界で一番ポテトを食べる国ベラルーシの人たちが1年間に消費するポテトの数なの。小学生の頃の夢はマックでポテト揚げる人になることだったわ。

 

……。

そうね。今回も小説本なんだ。すまんな。

表紙・イラストは光文社「ナルニア国物語」のコミカライズを絶賛連載中の玉樹庵先生。(ナルニア国物語 | 本がすき。

ゲスト小説はスーパーエモーショナルプロレタリア物書き職人のGaranhead氏。

前回と違ってデザイナーさんを入れていないので、デザインが表紙のイラストの良さを阻害していたら僕のセンスがしょぼいせいです。

イラストだけで1000円の価値があるからみんな買ってね。

 

ゲスト小説についても、本来ならそれ一本で同人誌にできる文量なので、合同小説同人誌ってほんとにコスパ良いよな(皮肉)と思いつつ、Garanheadさん(以下がらんさん)の作品を収録できたことで今回の新刊「Synthesis」が多方面に訴求できるパーフェクトな小説本になったのは間違いありません。

話は逸れますが、この前のBDP6thに一般参加してフィールド調査した際、バ!二次創作で同人小説出してるサークルさんが軒並みレベル高くてびっくりしました。今回の組版はそこで購入させていただいた本を参考にさせていただいた部分もありますので感謝です。

 

では少しでも皆様のご購入のご参考になればいいなと思いを込めて、

収録作品の紹介を。

 

「I ♡ HIPHOP SAYOHINAaaaaah!!!」

拙作です。余談ですが、本文の扉絵ではどうにもバランスが取れなくて<aaaaah>の部分がすべて大文字になっていますが、表記としては小文字が正規です。

 

内容は架空キャッチコピーの「氷川紗夜、ラッパーになる」が表している通り。氷川紗夜がラップバトルを披露します。珍しく1フレーズで内容が完璧に伝わる、生涯に一作あるかないかレベルの単純明快爽快痛快な作品となっています。

以前からMOROHAを聴いていて(仮面ライダーウォズのベルトの声やってる人がMCやってる二人組ヒップホップアーティスト)あのギターとMCの組み合わせがずっと良いなって思っていたので、今回それを紗夜日菜で再現できて満足しています。

 

さて今作を書くにあたって何作かラップを扱った漫画を読みましたが、中でも

「Change!(曽田正人)」

キャッチャー・イン・ザ・ライム(背川昇)」

この2作の影響が大部分を占めます。

さらにどちらもラップ×百合がテーマで、ガルパをプレイしているユーザーさんたちにもっと読まれてほしい良作です。

ちなみに現実のラップについてはライブハウスに行く時間も勇気もなかったので、YouTubeで無料公開されている戦極MCBATTLEの動画などを参考にさせていただきました。この作品を書かなかったらCreepy NutsR指定)も鎮座DOPENESSも知らないまま死ぬところだったので、人生をまた一つ豊かにできて良かったです。

 

ちょいエロはありますが全年齢作品です。

作品の都合上、男性オリジナルキャラと紗夜が過去に所属していたバンドの女性キャラ(ガワはRoseliaStageに出てますがキャラクターは創作です)が出てくるので、二次創作で苦手な方はそこんところ自己責任でお読みください。男性キャラについては上記Pixivのサンプルで一部確認が可能です。

 

 

「日菜 feat.おねーちゃん feat.日菜」

がらんさんには以前から同人誌に寄稿していただいたりしていたのですが、今回もシノプシスを読ませていただいた時点で傑作でした。

何作か読ませていただいていますが、同じ文字書きとしてがらんさんの作品が凄いと思うのはまずもって完璧な構成です。構成なんて理論的に組めるだろと思う人もいるかもしれませんが、実際に構成と作品の完成度を両立できてる人ってプロでも少なくないですか? 僕はできないので心底尊敬してます。

正面から音楽を取り扱った作品であり、TV番組の企画で二人で演奏することになった紗夜の心情を通して、紗夜と日菜の成長とか関係性とか、第三者に流されない、二人だけの音楽を見つけていく過程が丁寧な描写で書かれます。僕は書評や感想文が苦手なので、あとは本文を読んでいただきたいとしか言えないのがもどかしいところ。

 

僕の作品がノリだけで書かれているので、こういうしっかりした作品が隣にあるだけで僕の作品の質まで上がったように感じますね。エモい。

 

そんな感じで、

書店委託無しですのでぜひ会場で手に入れてください。

拙作本文についてはそのうちWebで全文公開しようと思っていますが、紙の本じゃないと読みづらい文体で書いちゃったから申し訳ないです。

 

あと間に合えば会場限定でグッズ的なものがあるかも。

 

ではでは。

当日はぜひ紗-06にお越し下さい。