サドさんのK2ブログ

シナリオライター、茶渡エイジのブログです。タイトルのK2はケツと読みます。

コンクリート・レボルティオ二次創作小説を書きました。

※注意

 この記事は以下の作品のネタバレを含みます。未読の方は注意してください。

超人幻想 神化三六年 (ハヤカワ文庫JA)

超人幻想 神化三六年 (ハヤカワ文庫JA)

 

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 厚切りジェイソンを尊敬する厚切りさどえいじです。

 コンレボ(コンクリート・レボルティオ)の二次創作小説を書きました。

www.pixiv.net

 完全に自分のためです。コンレボ最高です。臆面もなく宣伝するぞい。

 2期のホン書かせてください。 

 

 届かない営業は置いといて、二次創作小説といえばPixivが強いイメージがあります。(女性向けが強いイメージがありますね)。

 今回投稿する時にタグを検索したところ……

 なんと「コンクリート・レボルティオ」タグがつけられた小説が9作品(自作を含まず)しかありませんでした。

 ホワイ・ジャパニーズ・ピーポー!?

 これが開始早々ならいいんですが、あと数日で1期の最終回を迎えます。なのに一桁しか投稿されてない! なんでや!

 

 うん、わかる。

 その理由はじっさい二次創作した僕には分かる。後で話そう。

 とりあえず、分厚い壁を乗り越えて二次創作が書き上がったので、はてな読者さんたちにもどうか届きますように!(記事内再掲)

www.pixiv.net

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 さてコンレボ、TLで観測する限りフォローしてる方の中では見てる人ほとんどいないんですが、すでに2期が決定しております。特撮ヒーローやSF、一筋縄ではいかない構成や壮大なストーリーものが好きな人は絶対楽しめます。

 設定上あらゆるヒーローを包括できるため、神話体系として「完成」されるには、二次創作が活発化し、それこそ「僕の考えた最強のヒーロー」クラスまで乱入してくると最高なのですが、書き手の安易な介入を拒んでいるのが「神化年代」だよなー、と二次創作してて実感しました。

 二次創作に重要なのはやはり「気軽さ」です。「神化」はコンレボ世界の年号で、史実の昭和をベースに虚実ないまぜの歴史が展開されており、作中の登場人物は「何年何月どこで何をしていたのか」がかなり明確に分かるようになっています(物語の核心に迫る神化44年頃を除いて、今の段階でもかなり埋まっている状況)。なのでこの年表とがっぷり格闘する羽目になります。(書く内容によるけど、僕は『神化43年1月 神田』みたいなテロップ芸がやりたくて仕方なかったので大変でした)

 もう1つは、やはり小説の肝となる背景描写が難しいこと。昭和40年代の東京が中心ですが、やはり生まれていない時代を書くのは手軽な二次創作を拒みます。オラ若いからさ。ヤングだからさ!

 このあたりは小説版の「超人幻想 神化三十六年(原題:神化三十六年のドゥマ)」が資料価値が高いです。神化36年頃の東京の様子がしっかり書かれています。内容はほぼオリジナル(辻真先先生をモデルにした主人公のループもの)で、アニメの中心キャラクターも一人だけ出てきますが、爾朗はおろか超人課という名前すら出てこないので、輝子ちゃん目当てで読んだ僕は肩すかしののち、二次創作欲をひたすら溜める結果になりました。あとは月刊ドラマ2016年1月号のコンレボ特集(7話と9話のシナリオ)を参考にさせていただきました。

ドラマ2016年1月号

ドラマ2016年1月号

 

 いやほら、40年代の東京の様子が分からないならネット以外に図書館とかいろいろ調べろよ的な話がありますけど、そんなことよりグーグルアースタイムマシンみたいな機能を作ってくれる方が人類のためになると思うんですよ(クズ)。

 

 きれいにまとめます。

 限りなく史実に近い架空の歴史に好き勝手クサビを打ち込める自由は二次創作にしかありません。めんどくさいところもあったけど、楽しい作業でした。(このあとコンレボ二次創作で長編の構想もすでに案があるんだけど、できるんかいな……)

 アニメがこれだけ入り組んでいる作品なので、1期が終わるまで書きたくても手を出さないという人が多いのかもしれません。あ、たぶんそうだ、きっとそうだ。きっと……。

 素晴らしい作品なので、まずはアニメ好きな人が増えるといいなと思います。

 書き手も増えるといいですね。僕の作品が埋もれない程度に増えろ!(素直)

 

 以・上!